そーだったのか
自分の好きなものを見つけて、仕事として始めてみた。最初のうちは毎日、楽しくて仕方がない。
でも、しばらく続けていたら、急におもしろさを感じなくなってしまった。今まで楽しかった事が嫌に
なり、喜んで取り組んでいた事が、面倒くさいと思ってしまう。何とかヤル気をふり絞ろうとするが、
全くダメ。「本当はこれが、自分の好きな事ではないのでは?」と疑い始めてしまう。こんな経験
をした事はありませんか? 私はあります。ありますというより、定期的に起こるイベントのような
ものです。現在、取り組んでいる仕事は、私が100%自分の意志で選択したものなのですが、それ
でも嫌になる事はあります。この週末もそんな気分になっていました。ただ、今では「仕事が嫌だ
なぁ」=「自分の好きな事ではない」という図式は考えなくなりました。どんな好きな事でも、嫌に
なる時があると気づいたからです。それは、疲れている時です。ゆっくり休みたいと思っている時は、
どんな好きな事でも、やりたくないと感じるはずです。子供の頃、特に今のような夏休みの最中には、
毎日好きな事をして暮らしていたと思います。ここで思い出してほしいのですが、子供の頃って、
ムリをしてまで自分の好きな事をしていましたか? 「今日は何時まで、コレをやるんだ!」とか
「今日はココまでやるぞ!」なんて事を考えながら遊んだりはしていなかったはずです。遊ぶだけ
遊んで、疲れたらいつでもどこでも寝るなんて生活をしていたのではないでしょうか? もちろん、
睡眠時間が何時間なんて考える事もしません。自分が寝たいだけ寝ます。だから、疲れがたまる事
もなく、いつも元気いっぱいに、好きな事に取り組めたのだと思います。ところが、仕事の場合だと
相手がいますから、ここまで好き勝手にはできないものです。疲れている体にムリをさせたり、睡眠
時間を削ってという事も珍しくありません。しかしながら、そんな事を続けていれば、いつかはパンク
します。それが、何もしたくないという事につながるのだと思います。「何もしたくない」は「嫌い」
というのではなくて、ただ単純に休みたいというメッセージだという事です。好きな事をしていても
疲れます。好きな事であれば熱中しますから、嫌いな事をするより疲れるかもしれません。また、
好きな事をしていれば、とことんまで自分を引っ張る事ができます。それだけに疲れて、もうダメと
いう時には、自分が不思議に思うくらい、ヤル気が失せた状態になります。でも、これは普通です。
休めば回復します。のんびりとしていれば、また自然に意欲が出てきます。それまで、思う存分
休めばイイだけです・・・
/伊藤 哲哉
♪今日のふしぎ発見♪ 謎の気功師から「垢抜けましたね」と言われた(笑)。自然の力は恐ろしい。凄まじい雨風になす術もない人間どもよ(泣)