無財の七施
仏教には「無財の七施」という言葉があるそうで、財産のいらない七つの
施しという意味だそうな。
一、眼施(がんせ) 人に優しい眼差しで接する事
ニ、和眼悦色施(わがんえつじきせ) 人に柔和な顔で接する事
三、言辞施(ごんじせ) 人に対して、優しい言葉で接する事
四、身施(しんせ) 自身を正しくして、人に礼を尽す事
五、心施(しんせ) 愛情のこもった心で、相手に接する事
六、床座施(しょうざせ) 人に座席を譲る事
七、房舎施(ぼうしゃせ) 部屋や家屋を他人と温かく接する場所にしていく事
一から五までは、要約すれば「和顔愛語(わげんあいご。わがんあいご
とも読むらしい)」。つまり、笑顔と優しい言葉だ。これは何となくわかるが、
六と七は初耳だった。
私は乗り物などで、人に座席を譲る事はあまりないし、自分の部屋はきれ
いにしようとしても家屋全体、まして他人(家族)と温かく接する場所にして
いるかと問われれば、さほど真剣に考えていないというのが本音だ。
よく読んでみれば、「無財の七施」は至ってシンプルで、何一つ難しい事は
言っていない。こんな人が巷にあふれていれば、世の中はずっと良くなり、
平和なんだろう。だが私を筆頭に、この当たり前がなかなかできない。
そんな矢先、「無財の非七施」ともいうべき現状を派遣で働いているMさん
から教えて頂いた。Mさんの今回の派遣先は病んでいるようだ。というより、
そこで働いている人達の問題なんだが・・・ “ハケンの品格”現実版?
♪横浜中華街はお正月グッズであふれている。こういう雑貨店には思わず吸い寄せられちゃうんだよね(笑)。どこに行っても赤、赤、赤でエネルギッシュだわ。